子どもの勉強を効率化するためのカギは処理スタイル!?療育のプロが解説

はじめに

こんにちは 🍀
ことばの教室そらまめキッズです😊

4月に新年度が始まり、子どもたちにとって新しい学年や新しい学習が始まる季節ですね。
新しい教科や新しい友だちとも出会い、そして先生からの新しい学びが待っています。
新年度のスタートはワクワクする一方で、新たな挑戦や課題にも直面する時期です。

たとえば、漢字がなかなか覚えられない…。計算をいつも間違ってしまう…などなど
漢字の覚え方や計算の間違い、学校の勉強につまづくことは珍しくありません。

しかし、その原因は子ども自身のせいだけではありません。
教え方と子どもの認知の仕方のミスマッチが問題の一因となっている可能性もあります。

ここでは、ヒトの認知の仕方について詳しく掘り下げ、その影響を解説していきますね♪

 

 

 

人間の認知の仕方は2パータン

ヒトの認知の仕方には継次処理スタイルと同時処理スタイル2つのパターンがあります。
一つずつ詳しくお伝えしますね♪

◎継次処理スタイル・・・情報を一つずつ順番に処理していく
◎同時処理スタイル・・・複数の情報を関連づけて同時に処理していく

ヒトは、どちらかのスタイルの強弱はありますが、誰にでもみられることであり、上記の2パターンを組み合わせて情報を処理しています。

しかし、この2つの処理スタイルのアンバランスさがあり、得意と不得意がハッキリとしている子どももいます。
そして、その不得意な処理スタイルに負荷のかかる指導をすると、極端に時間がかかったり、キャパオーバーになったりして学習できない状態になることもあります。

例えば、継次処理が得意なタイプの子どもは、漢字を覚える際に、書き順で覚えたり、絵描き歌のようにして覚えると定着しやすいですが、同時処理が得意なタイプの子に同様の方法を用いると、反対に覚えることが難しくなってしまいます。

また、同時処理が得意なタイプの子どもには、漢字の偏やつくりをジグソーパズル風にして全体を把握させた後に分解や合成させると定着しやすくなりますが、この方法では継次処理が得意なタイプの子どもには、覚えにくくなってしまいます。

 

 

 

 

あなたはどちらのタイプ?

ここで、私たちが日常よく使っている道具で自身の得意な認知処理スタイルを簡単に確かめてみましょう!
自分自身が実際に使っているかどうかではなく、「分かりやすい」「使いやすい」と思うほうを選択してください。

 

・時計
A:デジタル派 B:アナログ派

・スケジュール管理
A:時系列派 B:カテゴリー派

・目的地までのナビ
A:音声や文字 B:地図

 

 

 

『A』が多かった人は【継次処理スタイルが得意なヒト】
『B』が多かった人は【同時処理スタイルが得意なヒト】
といえるかもしれません。

※自分の得意な認知スタイルを知るには、K-ABCⅡ知能検査などで知ることができます。

私たちヒトは、この2つのタイプの処理方法を、時と場合によって使い分けています。
ここで大切なのは、物事の認知の仕方には、得意(強い処理スタイル)不得意(弱い処理スタイル)があることを知っておくことです!
この得意や不得意があることを知らなければ、自分が基準になってしまうため、他の人を自分のスタイルに合わせようとしてしまいます…。

 

タイプを知って個々に合った支援を

ヒトは無意識のうちに、いろいろな方法や道具を用いて物事を理解し覚えています。
これには、継次処理と同時処理の2つの処理スタイルが深く関係しています。

学習につまずきのある子どもは、この処理スタイルのアンバランスさが極端なことが多いため、自分が不得意な処理スタイルで教わると理解することが難しい場合があります。

子どもの認知の仕方にタイプがあるように、教える側にもタイプがあります。そのことを、認識したうえで、子どもに合った教え方やアプローチの方法を考えることが大切になりますね♪
そして、子どもが得意な処理スタイルを生かして、力を発揮できるように支援することが何より重要なポイントです!

 

継次処理が得意な子どもには、情報を一つずつ順番に処理していく方法を✨
同時処理が得意な子どもには、複数の情報を関連づけて同時に処理していく方法を✨

 

 

まとめ

子どもの学習をサポートするためのアイデアやヒントを紹介しましたが、大切なのは親子それぞれの学習スタイルを理解し、それに合ったアプローチをすることです。
親子で一緒に楽しく学ぶことで、子どもの学習モチベーションを高め、成績向上にもつながります。
子どもの学習がうまくいかないと感じる場合は、自身の認知スタイルを知ることから始めてみましょう。
そして、子どもが得意な処理スタイルを活かした指導方法を探ることが重要です。

親子で一緒に学ぶ楽しさを味わいながら、効果的な学習サポートを行いましょう!